宇宙描吾子の新作4点をブログ上にて発表いたします。今回の作品は、安授カード製作の原画たちです。

①「無上の力」は勢至菩薩を描いたものですが、勢至菩薩とは阿弥陀如来の脇にいる菩薩(阿弥陀如来の二番手の後継者:観音菩薩の次の後継者)だそうです。名前の通り、力の強い勢いのある菩薩だそうです。この絵の趣旨は、絵のタイトルにある「無上」という言葉にあります。「上がなければ、下もない」「上だとか、下だとか考えない」比較する心を持たないこと。「無上の力」とは、自力とか、他力とか、ではなく「無上の力」が一番強い最高の力になるという心の価値観の大切さをメッセージとして訴えています。

②「勝解(しょうげ)自在(ふじのあい)」は空に平安の象徴である鳳凰が現れ、富士山を背景に六地蔵さまが描かれています。誰もが平安で幸せな人生でありたいと願っていますが、「勝解」とはその幸せであるためには「あれこれ迷わず、悩まず、これだ!と決断できる心」を持つことをメッセージとしています。鳳凰は夫婦つがいのことです。例えば結婚相手を決める時、進学・就職の時など人生の岐路では、迷いは付きものかもしれませんが「勝解を自在にできる心」が大切なことをこの絵は伝えています。

③「神力(しんりき)自在(裕陽:ゆうひ)」は秋の夕日に輝く木々の中から「赤い龍」が現れています。裕かな太陽の光をたっぷりといただくことで、私たち全て生きているものたちは、食べることも、暖をとることも、あらゆるエネルギーをいただきながら、今まで生きてこれています。このことを「神の力」自然の大いなる力と言わず、なんと言えるのでしょう。特に人生の折り返しを迎えた年齢の人たちにとって、夕日とか、季節でいう秋とかは、晩年を意味しています。これから大切にしていくことは、身近な自分を取り巻いている、自分を包んでくれている「神力を自在に自分に取り込むことのできる」心のあり方だと、この絵は語っているようです。

④「生(しょう)自在(悟苦楽:さくら)」は春の桜が満開の季節、太陽の光も燦々と浴びて六地蔵さまが立っています。桜の花には、日本人にとって特に生き方の手本とも言えるメッセージがあります。人生のステップアップの時期に晴れやかな気持ちを与えてくれます。潔い散り際にも素晴らしさがあります。ただこの絵が伝えたいメッセージは、絵のタイトルにもある「苦楽を悟る」という言葉です。「生きることを自在にすること」は「苦楽こそ人生に欠かせ無いこと」と「幸せの定義」を心に持てば自由自在に何にでも挑戦し、失敗しても諦めない、前向きな人生観を伝えたいのだと思います。

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